「神との対話」の続きです。
神は言いました。
「審判をしたがるのは人間だけだ」
神の発言は深いと思います。
多くの人は社会を良くしようと思っています。
「世の中が良くなるように祈ります」
「世の中が良くなるように法制度をしっかりしなければならないと思います」
等々・・。
しかしそれは、自分を外に置いているような気がします。
改革を思う心の根底は、審判だと感じます。
「私はそういう人ではない」・・と。
つまり自分を差し置いて世の中が悪いと言っているわけです。
神が審判をしないのは、神が思い上がっていないからかも知れません。
社会を良くするために祈る・・祈りは意味がないと思いました。良いとか悪いとか審判しない神なのに、祈ったらどうしてくれるというのはないと思いました。
ほんとにズボシです。自分のことたなにあげて、ひとごとのように悪いのは自分じゃない周りだって言ってきたのだと思います。グサグサくるけど、悪者扱いされた周りや神のほうがもっとグサグサです。優劣つけない神はめちゃくちゃ優しいと思いました。
審判は自分を差し置かないとできないというのは全くその通りだと思います。例えば戦争反対と言うとき、自分は蚊帳の外です。自分は戦争をやるような人間ではないし、全く加担していないと思うから批判もできます。「私は違う」というのが人間が審判をするときの根底にあるのだと思いました。