映画「生まれ変わりの村」・・方向と時を決める重要な要素が、神の同性愛であり、神の嫉妬で表現されていたのです

2015/01/25 7:58 AM

 おおぐま座こぐま座 
 妻の嫉妬で熊にさせられたカリスト親子を不憫に思ったゼウスは、ふたりを天空にあげて星座にしてあげました。
 おおぐま座とこぐま座は仲良く北の空で回り始めます。
 おおぐま座のしっぽには北斗七星が配置され、こぐま座のしっぽの先端には北極星があります。
 そうです、古代人はこのふたつの星座を見て旅をしたのです。
 もっとも有名なふたつの星座には、こんな由来があったのです。
 月の満ち欠けは月日を確定するのに使います。
 つまり方向と時を決める重要な要素が、神の同性愛であり、神の嫉妬で表現されていたのです。
 このシリーズはきょうで終わりです。
 なんだか名残惜しいです(笑)


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コメント

  1. 小町 より:

    ギリシャの神々が星座になって、本当にすごく重要な星座は同性愛と神様の嫉妬に彩られて、優しさと残酷さが合わさっています。それでもおおくま座とこぐま座がいつも一緒にいるのが永遠に変わらない愛でもあるのだと思えてきます。月は満ち欠けで地球にすごく影響してきているし時を知るものでもあると思ってきます。星座を見るたびにゼウスやカリスト、ビーナスのこと、ヘラが私の中でも生きついているのを感じて、楽しくなるから不思議です。このシリーズのお話、とても素敵でした。お話がもりけんさんから聞くとまた格別にどの星座にも命があると感じました。ありがとうございました。

  2. こはな より:

    古代のひとはほんとに北斗七星と北極星のおおぐま座とこぐま座を見て旅をし、しかも神の嫉妬のお話を知っていて、旅されてたのだと思います。月の満ち欠けも、やっぱり神の同性愛のお話を知っていて、月を見ていたのだと思いました。ルネッサンス時代の方は・・このギリシャ神話の世界をとっても好きで、月をみたり、星をみたり、旅に出なくてもお話を思って描いてたのかもしれないと思います。神の嫉妬、神の同性愛・・で大事なものが表現されていたのだと思います。

  3. なんしぃ より:

    夜空を見上げるたびに、同性愛でもいいんだよ、嫉妬したっていいんだよ、と言われているみたくて、ほっとしました。神の世界でいいんだということは、人間もしてしまっても仕方がないと感じました。神も怒っていないし、裁きもないのだと、夜空を見上げ、孤独が癒されました

  4. まりん より:

    時と方向が神の同性愛と嫉妬で表現されてるという視点に、目からウロコでした。古代ギリシャ人たちは時や方向も、私たちの感情そのままの同性愛や嫉妬も、同じもののようにつなげて考えていたのかもしれません。別々に切り離されたものではなくて。神の世界からみたら、つながって生まれてきてる、そんなつながりを星座や月を通して表現してたのかもしれないと感じました。

  5. まるこ より:

    とても感動しました。時間と空間がなければここには何も存在しないです。それがこんな物語で表現されているなんて。あるがままに感じて、あるがままに生きればいいんだよ。時空を作った神様が、そう言ってくれていると思いました。神の世界の同性愛と嫉妬のお話も、と~っても楽しかったです。ありがとうございました。

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