昨日の続きです。
この映画は本当に戦争を無くせるかもしれません。なぜなら戦争が起こる原因をトラさんは語ったからです。それも、かなりの勇気が必要だったかもしれません。
その後私は渋谷のスクランブル交差点や原宿の竹下通りで同様の質問をします。返ってきた答えは……。
「人間がエゴだからでしょう」
「人と人の違いを認めないからでしょう」
優等生の意見だと思いませんか?
自分はまるでエゴに生きていないように思えます。
中学や高校生の時、大人を批判したことがありましたよね
「今の大人は自分のことしか考えていない」・・とか。
けれど実際に大人になった今、あの頃批判していた大人にはなっていないでしょうか?
運命が決まっていることを知りほっとしましたが、ほっとしている場合ではないと感じました。反省している暇もないと感じました。システムの解明しかないと感じました。システムならば内面やどんな生き方をしている人にも、もれなく当てはまり平等だと感じました。自分だけ助かる世界ではなかったのだと思いました。みんな一緒だったのだと感じました。ならば優等生を目指すことから降りたいと感じました。綺麗ごとで生きる目標を諦めようと思いました
「エゴ」云々、という内側の視点に行っていたのでは、お互いに批判しあって、しまうと思います。それは、誰もがエゴがあるからです。相手を批判したとたん、自分も批判される立場にあって、だからお互い批判になるのではないかと思います。
渋谷のスクランブル交差点や原宿の人たちからは、「運命」という言葉は出てこなかったと思います。この言葉は、これは占いを研究されてきた、トラさんの中から初めてでてきた言葉だと思います。運命という問題に視点が向かうことで、人間の視点が初めて自分の内側ではなく、外側に向かえたのではないかと思います。・・そして、そのことは、もしかしたら、初めて、「お互い批判」から抜け出すことに繋がるのかもしれないです。
私も戦争の原因は人にあると思っていました。だから人が変われば戦争はなくなると思ってたとこがあると思います。でもトラさんの意見は、原因は人ではないと思いました。
自分だって自分のことしか考えていないのに、子供時代も、いや今だって、自分を棚に上げて人を批判してしまうことがあります。いつだって結局自分のことしか考えていないと思いました。もしエゴが戦争の原因であれば、自分にも責任があると思いました。でもトラさんの答えは、人のせいにしてなくて、人の運命の大元に迫ってると思いました。そして、人が悪いのでもなく、またもちろん、そんなルールを持つ宇宙が悪いのでもなく、戦争も必要と言ってて、誰をも、何をも批判していなくて、ほんとに全部を肯定してると思いました。
人生は自分で切り開く、作り上げると思ってきたから、戦争も人のせいになってきたのではないかと思います。そして結果の世界ばかりを見て、戦争反対とかいろいろ言ってきたんだと思います。でもトラさんのお話は、戦争の本当の原因に迫るもので、今まで見えなかったものを見せてくれてるみたいに思います。
図星です。エゴのせいにして、人のせいにして、きれいごとの答えしか無かったです。戦争を結果の世界からえらそうに批評してるのが私です。けれど、トラさんは原因の世界から戦争に斬り込んで、なぜ絶えないかの理由をとても丁寧に説明してくださってます。今まで考えたこともなかった視点です。人類史上初めて、戦争を宇宙のルールとして原因の世界からとらえ、斬り込んでる情報です。ものすごく揺さぶられてます。
私はすごくエゴに生きているので、トラさんの語ってくれたことが、そんな自分も批判されていないのだと思って嬉しかったです。こういう風にもりけんさんが、書いてくれた事で気づけて、自分では気づけなかったです。戦争だってこんな風に認めてもらえたら嬉しいと思いました。
ずっと人間のエゴや欲望が戦争や貧困などの社会問題とされるものの根本原因だと思ってきました。もし本当にそう思っていて、本気で戦争を無くしたいと願っているなら、まず自分から消滅しなければならないです。でもそんなこと一ミリも考えたことありません。結局、自分はいつも蚊帳の外にいて、この日本という超平和で超豊かな国にヌクヌクと生きています。それでいて戦争の原因を人間の内側に求めるのは本当におかしな話だといまさらながらに思いました。それこそまさにエゴだと思います。はい、「和」は本当に戦争を無くすことができる映画かもしれないです。これまで結果ばかりに目を向けてきた人類が、この映画で初めて原因に目を向けることになると思うからです。自分の人生一つをとってみても「私は結果」を受け入れるのはとても難しいです。だから人類が原因と結果を反転させて受け入れるのには時間がかかると思います。しかし、知ることで確実に切り替わりが始まると思います。「勇気がいること・・」という言葉に、トラさんが映画でこのように答られることが、どういうことなのか、自分はまったく察することができていなかったと思いました。トラさんが戦争についてあのように語られる中で相手にされているものは、自分が想像できないくらいに大きな反発です。「戦争が必要」という言葉だけを考えても、ものすごく勇気のいることです。それだけでなく、トラさんの答えは、宇宙と人間存在の根本に触れざるをえない回答だと思います。それは世界、特に西洋世界にとってのタブーに触れるということだと思います。トラさんの答えが何を意味するのか。ぜんぜん分かってないと思います。もっと考えたいです。
「戦争はこの世界のルールです」「いいこととか、悪いことが自動的に現われてきます」と語ることは、私からしたら非常に勇気のいることです。世間の常識とは違うし、批判されることが多いだろうと思うからです。しかもトラさんは友人知人など個別に語っているわけではなく映画の中で公けに語ることになります。私は周りから外れたり、白い目で見られるのが怖いのだと思いました。そして良い人に見られたいのだと思います。自己防衛本能とかが先に立っているのだと思いました。
自分自身エゴから逃れられないのに、自分のことは棚に上げっぱなしです。エゴを批判することは、人間はエゴから逃れられると思っているということだと思いました。考えや問いの浅さを感じました。
戦争が存在する根源的な理由をトラさんは「和」で語っていて、この映画は戦争を無くせるかもしれないと思いました。