映画「ワンネス」 愛は自分の生命力の表現

2013/10/07 7:23 AM

 
 愛について本格的な報告に入ります。
 教科書には次のように書いてあります。
『与えるという行為は自分の生命力の表現である。
 この原理が正しいことは、さまざまな現象に当てはめてみれば簡単にわかる。いちばんわかりやすい例はセックスだ。男は彼自身を、彼の性器を、女に与える。女の場合も、多少は複雑だが、事情はほとんど変わらない。女もまた彼女自身を与える。女性の中心へといたる門を開き、もらうという行為を通じて与えるのだ』
 ゲー、なんかエッチです(笑)。
 しかも動物的じゃんか。
 でもよく読めば違うかも。
 動物だと、こういう風にはシナイかも。
 ここで大切なのは生命力の表現だと言っている点です。
 著者の愛はここにあるんです。
 思いやりやいたわりは二の次です。
 自分を愛で満たすことができたとすれば、それは愛ではありません。
 愛は表現なので満たすものではないのです。
 月曜日の朝イチの授業に私は理屈を超えた感動を覚えました。
(続く)


シェアしましょう !



コメント

  1. まるこ より:

    セックスの例はめちゃくちゃ分かり易いです。でもセックスを「生命力の表現」だと考えたことは今まで一度もなかったです。もちろん愛もです。愛は表現。すごくシンプルな言葉ですが、とても深い言葉だと思います。そしてこれまでの愛の概念とは全く違います。愛ってなんだかよく分からない、とても複雑なものだと感じていました。だから愛なんだよ・・・とか言われて、そんなものかと思っていました(笑)でも、「愛は表現」なのであれば、すごく分かり易いです。分かり易いということは実践し易いということでもあると思います。人間、よく分からないことはなかなか実践できないと思いますし。「愛は表現」という言葉には、なんとも言えない肯定感も感じます。もっと自由に表現してもいいんだとも思いました。

  2. みっく より:

    今日も月曜で、とても刺激的な内容です。もりけんさんは毎週月曜朝一にこのような授業を受けられてたんだと思います。与えるという行為は自分の生命力の表現で、その例としてセックスが挙げられていて・・文章がドキドキです。学生にとってはもっとドキドキの文章だったのではと思います。
    自分を表現するというとき、意見とか考えとか、いろいろありますが、この本での「与える」行為は、自分の生命力の表現なのだと思います。だとすれば・・一般的にいいことと言われるような耳触りの良い言葉ではない表現も、生命力の表現になると思いました。セックスの例を考えると、セックスは動物的・・とも思ったけど、動物は、生殖以外の目的でセックスしないのではないかと思いました。人間の生命力の表現だからこそ、子どもを作る以外の理由でセックスするのではないかと思いました。
    愛は表現なので、満たすものではない・・というのも、考えました。愛はただ、自分を表現するためだけに存在し、そのことで、人間はエデンを出た孤独から解放されてきたのかと思います。愛は自分にため込むものではないんだと思いました。
    セックスが愛の表現、生命力の表現の例として挙げられて、よんでいると、なんだかセックスの印象もちょっと変わるような感じがしました。子づくりに関係なくセックスするのはとても生命的で、素晴らしいことみたいに思いました。

  3. koil より:

    人は動物と違って繁殖期がないと言われていました。
    言い換えれば、年中繁殖期状態ですが(笑)。
    教科書には、自分の生命力の表現として、
    セックスを例にされていました。
    すごくわかりやすかったです。
    なぜ、人は繁殖以外の目的でセックスを行うのかに対して
    性欲なんだとマイナス的に思っていましたが
    生命力の表現のひとつだったんだと考えると
    なぜか、すごいなと思えてきました。
    もしかすると、食欲も生命力としての表現の仕方によっては
    愛になるのかと思いました。

  4. なんしぃ より:

    与えるということは自分の生命力の表現なのだと思いました。そのような人を見たときに自分も生きたいと思うと感じました。愛というのは目指したり目標にしたりするものではなく、自分を満たすことではなくやはり与えることなのだと感じました。与えるということは自己犠牲でもなく損をすることでもなく、生きているというだけで嬉しいということを周りに対して表出することのような感じがしました。どんな自分でも個を持ったままでできることだと感じました。むしろ個というものがあるからこそできることであるように感じました。自由がないと表現もできないように感じました。生きているという表現ができる個を持った世界は、自由なのだと思いました。自分から自由に向かっているへの自由だと感じました。命懸けを感じました

  5. 小町 より:

    これを読むと愛は犠牲だというのと真っ向から違っています。上智の「人間学」は愛が犠牲だなんてしていないことに、メチャクチャ感動してしまいます。自分の生命力の表現だけでいいなんて、これまでの人生を本当に無駄にした気分です。もりけんさんが上智で学んだ「人間学」をこうして聞くことが出来て、まだ遅くないと思いました。男女だって同じに本当にホッとします。堅苦しい愛は愛じゃないと思いました。もしかしたら自由も履き違えていそうです。愛を知ることが出来て嬉しくなります。

  6. まりん より:

    セックスの例はめちゃめちゃキました。男女が互いに自分自身を与え合ってる、そんなふうに考えたことなかったです。外に向かって自分を相手にあたえきってるというのに、感動します。愛は表現という言葉もすごくキました。表現するのは自分自身で生命そのものなんだって思います。思いやりとかいたわりとか自分を満たすような精神性とかきれいごとでもなく、外に向かって表現する生命エネルギーそのものなんだって思います。

  7. こはな より:

    私は女性なので、女性自身を与えているのだと思います。エデンの園を出た時に生まれた差違をお互いに自慢しあっているみたいで、すごいと思いました。

© 2015 森田健 All rights reserved.