映画「ワンネス」 愛は単一の目的のため

2013/09/24 6:20 AM

 
 愛に目的があったのだということが、当時の自分にはすごい気づきでした。
 自動車は走るためにあり、電子レンジは暖めるために存在します。
 けれど愛は、単一な目的のためではないと思っていたからです。
 愛はすべてを救うものだとすれば、目的をひとつに絞ることはできません。
 しかし教科書によれば、愛は自動車や電子レンジのように単一の目的があったのです。
 孤独の解消のみです。
 メチャメチャ利己的です。
 自分のために人を愛するのです。
(続く)


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コメント

  1. こはな より:

    誰かのための愛なんてないんだ・・と思いました。確かに、犠牲ではないと教科書には書かれていました。自分のため、自分の孤独の解消のため・・人を愛するのだと思います。

  2. まるこ より:

    自分の中で愛はとても漠然とした存在でした。漠然としていたのは、ただ単に思考放棄していたからなのだと、昨日の記述を読んで思いました。人間という存在をよくよく考えていくと、私たちはみな孤独の牢獄に放り込まれる運命を持ってこの時空に生まれたのだと思いました。そして愛はその孤独の牢獄から抜け出すという単一目的のために存在する。愛が何かの目的のために存在するという指摘だけでもすごいですが、単一目的というのが本当にすごいです。世間に蔓延しているように見える愛のイメージからすると、目的とか言うだけでお叱りを受けそうです。「愛は目的なんかを捨てたところにあるものだ!」とか言われそうです(笑)それは目的という言葉自体に利己を感じさせるところがあり、愛は利己であってはならないという考えがあるからなのだと思います。でも孤独の解消という単一目的のためだとしたら、これ以上無いくらいにめちゃくちゃ利己的です。でも、愛がこの単一目的のために存在するのだとしたら、ここを見なかったり否定していては愛が成功することはないのではないかと思いました。

  3. みっく より:

    前の書き込みから、人は孤独から何とか抜け出したかったんだと思います。そして生まれたのが愛するということだったんだと思います。愛の目的は孤独の解消だけ・・授業からそのことに気づかれたこともすごいです。愛が孤独の解のため・・というのを改めていろんな愛・・男女の愛、親子の愛、ペットへの愛・・などに当てはめると、確かに!と思います。愛は相手のためでなく、自分のためだったんだと思います。犠牲は相手のためだと思います。だからこれはほんとの愛ではないんだと思います。
    電子レンジや車と同じ、何か一つの目的を解消するための一方法・・というのが、なんだか愛がとても身近に思いました。今までもっと何か特別なものと思ってたところがあると思います。

  4. 和佳 より:

    孤独の解消のみ、メチャメチャ利己的…そこまで言うとおもいつつ拝見してて…そしてソレなら知ってる…私にぴったりの…私はとても利己的でとなりました。そして単一目的って…またこんがらかってます。目的という目的が愛なのかと思ってしまった…唸ってます。電子レンジ並みの?!なんともすごい例えに…ひっくり返りそうです。すごい授業だったんですね…。シェアしてもらって嬉しいです

  5. どせい より:

    ずれるかもしれませんが、トラさんが、以前、「腹が減ったらメシを喰う。眠くなったら寝る。寂しくなったら女を買う。」というお話をしたのを思い出しました。確かに、男が風俗で女性を求めるのは、寂しさを解消するという面があるのではないかと思います。愛に目的があって、それが孤独の解消であるとするならば、風俗で売っているのは「愛」なんじゃないかと思いました。風俗では、男は、お金を出して「愛」を買っていて、風俗嬢は、お金をもらって「愛」を売っているのかもしれないと思います。

  6. Anne より:

    愛って何?と問われたら言葉につまって答えられないような、漠然としていて広範囲にわたっているような感覚でいました。でも神父さんが使われた教科書によると、孤独の解消という単一のはっきりとした目的があったのだと思います。車や電子レンジ、歯みがきや寝ることなどとも同じように目的があったのだと思います。すごく身近に感じられると思いました。凄い発見だと思いました。しかも愛は自分の孤独の解消のために人を愛するのであって、メチャメチャ利己的なのだと思います。人間は利己的なところからしか始まらないのかもしれないと思いました。

  7. まりん より:

    めちゃめちゃキました。孤独の解消というメチャメチャ自分のために愛することが生まれたんだってこと、カミナリに打たれたくらいに衝撃です。ずっとその逆だと思ってきたからです。利他的で人のため、それが愛だと思ってきたからです。きれいごとが全くないのが愛です。愛は技術というのも、そうです。技術に上下や善悪といった価値観はいっさい通用しないです。愛の概念にこびりついてる固定観念が一つ一つはがれていってます。愛は高尚なものとか尊いものとか人のためといった価値観で、愛をズッシリと重くしてきたんだろうって思います。

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