映画「ワンネス」 これは、やらせか?

2013/07/08 8:07 AM

20130707075812DSC08822s冒頭シーン2 
 冒頭シーンの続きです。
 少年と私が映っています。
 どう見ても、マジとは思えません。
 はい、私は笑っています。
 昨日は、リアリティが無いと書きました。
 きょうは、それどころではありません。
 リアリティの無さ通り越して、やらせとも言えます。
 しかしです、他の映画は、嘘を、わざとリアリティがあるように見せているのではないでしょうか?
 元々は嘘なのだから、やらせと思われたほうが正直ではないでしょうか?(笑)
 こうして考えると、ワンネスという映画は、テーマが変わっているだけではなく、作り方も変わっているように感じてきました。
 実は監督の私自身、こういうことに気づいていませんでした。
 昨日から感じ始めたことを書いています。


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コメント

  1. みっく より:

    ワンネスは多くの映画が求めるリアリティを求めなかったんだと思います。リアリティのお話で思い浮かべたのが絵画です。絵画も、写真のようにそのままを描くものだけでなく、デザインのように描いたり、イメージを描いたりするのがあると思いました。でも映画のほとんどは、現実通り、リアルに描こうとしてるものがほとんどなのだと思います。そんな中、ワンネスはリアリティはなくて、嘘は嘘としてそのまま出してる感じなのだと思います。

  2. まるこ より:

    「元々は嘘なのだから、やらせと思われたほうが正直ではないでしょうか?(笑)」という言葉に、めちゃくちゃ説得力を感じます。なぜかしら「経営と六爻占術」の講演で話されていた「全てはシナリオどおりでした・・・・私たちは真正Mなのではないでしょうか・・・」という言葉を思い出しました。全てが嘘なのにそれにリアルを感じることが良いとされていたのが今までの映画だったのだと思います。嘘であることをいかに上手く隠すことができるかが勝負だったのだと思います。神は全てがシナリオどおりだということをうまく隠してきました。今までの映画の手法と同じだと思います。映画「ワンネス」はその手法とは違った手法で作られた映画なのだと思います。嘘であることを隠さない映画。めちゃくちゃ前衛的というか、なんか次元が違う映画なのではないかと感じました。

  3. どせい より:

    パトカーに向けて水鉄砲を発射する少年、自転車で派手な転倒をしても笑顔のサラリーマン、リアリティが無いを通り越しているのだと思います。「やらせ」ともいえるのだと思います。
    普通、ドキュメンタリー番組とかで「やらせ」という指摘がありますが、往々にして、嘘にも関わらず本物っぽく演出することで「やらせ」といっているのではないかと思います。映画も、基本的には同じ構造で、嘘に対してわざわざリアリティがあるように見せかけることで多くの番組や映画は成り立っているのではないかと思います。
    ですが、ワンネスは、いうなれば、嘘を嘘のまま出しているのではないかと思います。このような作り方は、これまでの映画とも変わっているのだと思います。

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