一昨日、運命変更は自己超越で起こることだと書きました。
自己超越という言葉は以前も書いたことがありますが、アメリカの心理学者マズローも言及しています。
「マズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、さらにもう一つの段階があると発表した。それが、「自己超越」(self-transcendence)の段階である。 自己超越者(transcenders)の特徴は「在ること」(Being)の世界についてよく知っている、「在ること」(Being)のレベルにおいて生きている、統合された意識を持つ、多視点的な思考ができる。マズローによるとこのレベルに達している人は人口のまだ2%ほどである」(ウィキペディアより)
ピラミッドのような五段階の頂点は自己実現でした。
しかし彼は、それよりも上があると言ったのです。
マズローさんが晩年に発表された「自己超越」は、ピラミッドの頂点を超えた欲求の段階なのかもしれないと思いました。運命は「自己実現」の範囲内だけれど、運命変更が起こるのは、ピラミッドの頂点ではないのだと思いました。
在ること、統合、多視点、自己超越の特徴はいずれも自分の世界を固定していてはなし得ないことのように思いました。自己実現は目指すべき自己が最初からあり、最初から自分の世界が固定されていると感じます。また、自己実現を考えたときに思いつく言葉が「何をすべきか」という問いです。自己実現は「すること」が問題にされると思います。対して自己超越は「在ること」を知り、生きることとあります。自分から主体的に何かを「する」には、自己という内側がなければできないように思います。そしてそれこそまさしく運命どおりの路線のように思います。自己超越の「在ること」は、目指すべき自己も無く、「する」ことも無い状態なのかもしれないと思いました。2%ということはほとんどいないと言ってもいい位だと思います。マズローさんの研究からも、やはり人類はこれまでずっと運命どおりに生きてきたと言えそうだと思いました。
自己超越ということも人間の欲求として神がつくったような気がします。現段階の人口の2%という研究データがあるのだと思いました。しかし、日本人はどこか自分のことを諦めて生きているような感じがします。そうでなければ、危機的状況で整然と並ぶことはできない気もします。世界中から絶賛されて報道されていましたが、日本人の生き方は自己超越に近い生き方である気がしてきました
マズロー氏の「欲求五段階説」というのは、私も聞いたことがありました。生理的欲求から始まって、自己実現の欲求にいたる五段階のビラミッドのようなモデルで、下にある低次の欲求が満たされると、その上の高次の欲求に向かう・・というものだと思います。
その上に、第六の欲求「自己超越の欲求」があるというのは、このHPで指摘していただいて、初めて知りました・・。この五段階説の前提は、「下の欲求が満たされると、その上の欲求へと向かう」ということです。ですので、第六の欲求の段階にいくためには、その下の五段階全ての欲求が満たされる必要があると思います。私は、この中の第五の欲求である「自己実現の欲求」というのは、満たしても満たしても・・・次から次へと、更なる欲求が出てきて、いつまでたっても満たすことができないのではないかと思ってきました。
ですが、実際に2%の人は、第六段階に存在していているのだと思います。そして、その特徴としては、ウイキによれば、「在ること」のレベルにおいて生きていることなのだと思います。自分が存在していること、今在ること・・そういうレベルで、自分の存在を自分で受け入れていることで、2%の人たちはこの段階へと向かわれているのだと思います。
自分の自己を自覚できて、なお超越できることだと思いました。自分が無い状態では在るということも出来ない気がします。マズローは上になるとしているけれど、もしかしたら便宜上、わかりやすくするために上だとしていると思います。この五段階の要求の圏外にいるのが上になっている気がしてきます。実際にその2%の人がいるのだと思います。自分が在るように他の人も在るのを受け入れていると思います。マズローの5段階の要求は衣食住が満たされて、初めて自己実現に行くということだと思います。自己実現したら次に自己超越、これは自分を無くして初めて出来る、自己が無くなるのに在るになる、すごく難しいと思いました。自分がとなればものすごく努力がいるのが自己実現の限界だと思います。自分が何も出来ないとなって、初めて運命変更が為されることはこの「在る」に通じてくる力づくじゃないものだとは思ってきます。
マズローさんの5段階の欲求階層の頂点は自己実現で、それが最終段階なのだと思ってきました。夢や目標を目指すことは自己実現そのものだと思います。この5段階の欲求階層と運命の問題を結びつけて、自己実現こそ運命通りという視点も、運命変更は自己超越だという視点も、もりけんさん独自でほかでは聞いたこともないです。5段階の欲求段階の上にある自己超越も、このHPで初めて知りました。
マズローさんは、最初5段階の欲求階層しか考えなかったけれど、晩年に自己超越の欲求段階を発見したのがすごいです。自己実現して終わりではなく、晩年もずっと問い続けてたのではないかと思います。自己超越は、それを実際に生きてる方か、自分で経験して初めて出てくるものだと思います。マズローさんのあげた特徴からは、もりけんさんが浮かびました。その状態に達してる人は人口の2%ほどでとても少ないけれど、実際にその状態を生きてる方を発見して初めて出てくる数値だと思いました。そんなマズローさんも、まさかその自己超越が運命変更と結びついてることは考えもしなかったと思います。自己超越も運命変更も、自分では経験すらしたこともないからわからないけれど、自己実現の世界=運命通りというのはまさに自分そのものだと思いました。その段階では内面しか見えてないけれど、自己超越にはそんな自己を超えた外側というこれまでとはまったく違う視点を感じます。