映画「ワンネス」 志と野望の違い

2013/03/27 8:36 AM

観客席20100321124818DSC06885s S教授の随筆には「志と野望について」と題されたものがあります。
「野望は自分の欲を満たすだけのもので、志は『みんなのため』を基盤とした夢を持つことにほかなりません」
と書いてあります。
 大学時代、先生(S教授)はコーヒーを片手に、ゼミ生みんなに話しかけてきました。本当にフレンドリーでした。もちろん、成績が良い者と悪い者の区別がありませんでした。私はそのとき、この研究室に来て本当に良かったと思いました。
 
上智大前学長の家を出ると、いよいよ先生のお家の門をくぐりました。
大広間にはいると、役場の若い人たちがボランティアでコンサートの準備をしていました。
 演奏するのは、「ザッハトルテ」というチェロとギターとアコーディオンのトリオだそうです。京都からわざわざ来たのです。
 
 いよいよコンサートが始まることになりました。会場は三部屋をぶち抜いて用意されました。客席の前の方は座布団、その後ろは低い椅子、最後列には高い椅子となっています。

きょうは映画ブログもここも同じ内容です。
http://113.43.197.61/themovie/


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コメント

  1. まりん より:

    コンサート会場の写真から、どこに座られても「ザッハトルテ」の演奏を共有できるような座席になっていて、とてもあったかい会場だなぁって思います。
    志と野望の違い、同じような意味で使われることが多いけれど、まったく違うって思いました。そんなS教授ご自身がゼミ生のみんなと隔てなくフレンドリーに接していらっしゃって、森田さんはこの研究室にきて本当に良かった。。。そう思われたんだなって思います。ゼミ生みんな同じ気持ちだったんじゃないかと思います。このコンサートに来られたお客さん方もみんな来て良かった。。。そう思える会場だなぁって思いました。

  2. みっく より:

    S教授の言われる「志」を持って行動すれば、誰もが幸せになるように思いました。おうちに建てられた教会も、このコンサートも、そしてS教授の大学のゼミでの様子をうかがっても、その場にいる人がみんななんだか幸せな気分になっていると思いました。まさにもりけんさんの言われる「ギブ」だと思います。自分の中に何かこだわりとか隔たりがあれば、それはギブにならないと思いました。S教授のお話を伺えて本当にうれしいなと思います。

  3. moka より:

    三つの座敷は広いなぁ・・って見てしまいました。縁側も長いし・・・椅子の高さが違うというのが、すごくいいなって思いました。
    志・・というのを単なる夢・・としか思ってなかったです。「みんなのため」を基盤とすることで、同じ夢でも大きく違って来るように思いました。

  4. なんしぃ より:

    S教授は志の人である感じがしました、みんなのことを考えていると感じました。野望というのは奪う人の感じがしました、野望は何かを革命を起こしたい人が持っている性質に感じました。S教授は夢がありますがみんなのためにの夢でみんなが楽しくてうれしくて、志であると感じました。神も志を持っている気がしました神の性質は野望ではなく志を持って人間やすべての生命体や物質や宇宙のすべてを考えている感じがしました。S教授にワンネスを感じました、すべてを認める受け身の神を感じました。

  5. どせい より:

    志と野望の違い・・・。本当にそうだなと思います。
    行動しているところだけ見たら、「志」も「野望」も・・ちょっと似ているところもあるかもしれないです。ですが、S教授は、「志」をもっていらっしゃったのではないかと思います。ご本人も、その違いを認識されていたのだと思います。

    コーヒー片手に、ゼミ生みんなに区別なく話しかけられていたS教授・・とても素敵です。このようなお話を聞かせていただいて・・・とっても嬉しいです。。

  6. ばらんす より:

    志も野望も夢だけれど、それがかなったとき、野望は一人の望みがかなうだけで、ひょっとしてほかの人が悲しい思いをする可能性あるかもしれいと思いました。志は『みんなのため』を基盤にするがいいなぁと思いました。基盤とした自分の夢なら、それが実現すれば自分もうれしいし、見返りも求めないようないようで。ゼミではフレンドリーに学生に話しかけ、成績による区別もなく、宗教で区別されないような、そういった人柄がそのままなのだと思いました。コンサートの会場に自宅を提供され、みんなの楽しまれることを自分の夢にされいてるようであり、戦前、クリスチャンのための教会を建てられた、その行為を形を変えてされているようだと思いました。コンサートでは多くの方が楽しまれ、先生自身もそれを楽しく思われ、素晴らしいというか、すごいです。

  7. てりん より:

    「野望は自分の欲を満たすだけのもので、志は『みんなのため』を基盤とした夢を持つことにほかなりません」
    夢を持ちなさい、とは良く言われることだけれども、野望と志との違いを話されるのは、あまり聞かないと思いました。
    そんなS教授は成績が良い悪いの区別なくゼミ生みんなに話かけてきたのだと思います。
    コンサート会場は3つの部屋をぶちぬいた、手作りであたたかい会場です。コンサートはみんなが楽しめると思いました。

  8. まるこ より:

    あらゆることに分け隔てがないS教授だったのだと思いました。「野望」は、自分と「みんな」を分け隔てた生き方なのだと思います。「みんな」の中には自分も含まれているのだと思いました。シンプルな言葉だけれど、とても奥深い言葉だと思いました。大広間にギッシリと椅子が並べられ、みなさんで音楽を楽しまれたのだと思いました。

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