映画「ワンネス」 アニマは誘惑してくる
「ユングの心理学」という本からの抜粋の続きです。
『彼にとって、このアニマの声は、なかなか狡猾で、ユングを芸術家にしたてるつもりのようであった。しかし彼は用心して、その誘惑に簡単に乗らないようにした。なぜならば、アニマはきっと、ある日突然、それはまったくナンセンスで芸術なんかであるもんですか、と言いかねないからであると、彼は言う』
これを読むと、やはり別人格です。
って言うか、自分のアニマが誘惑してくるんですか?
むむむ・・
アニマやアニムスの声が聞こえない人は、無意識のままに誘惑に乗っているのかも知れません(笑)
逆に言えば、アニマやアニムスの声が聞こえる人は、自分の持っているバカ丸出しの無意識が聞こえてしまうかも知れません(爆)
アニマが何を言ってくるのかと思ったら、上手に誘惑してくるのだと思います。自分の中で、それも異性の声で、芸術家になれる・・というのを聞いたら、それが今の自分とは程遠いと思っても、もしかして自分にはそんな能力があったのかも・・とちょっとその気になってしまいそうに思います。でもユングはその誘惑にはのらなかったのだと思います。ユングはあくまでも自分の意識とアニマの声を別にしようと頑張ったみたいに思います。それに、アニマがある日突然意見を変えることを知っていたのだと思います。脈絡がないといううか、とても気まぐれな感じがします。ユングは、誘惑に乗らずに、次にアニマがどう出るのか、じっと観察している感じに思います。声が聞こえないと、この誘惑に、何も知らずホイホイ乗ってる状態なんだと思います。無意識の意見はバカ丸出しな内容で、あまりにもバカ丸出しだったら、ナカッタコトにしてしまうかもしれないです。ユングは、バカ丸出しだとわかってそれを聞き、それには乗らなかったんだと思います。
自分の中の声が誘惑してきたら、そのまま乗ってしまいそうです。普通はそれを疑問に思わないと思いました。アニマやアニムスは自分より自分を知っていそうです。ゲイジュツカになりたくは無いユングもすごいです。アニマとそこまで詳しく話せていると思います。自分の中で話してしまうと自分の考えだと勘違いしやすいです。そうするとバカ丸出しな無意識になってくるような気がします。本当に無意識って、手強い気がします。
すごく興味深いお話だったです。アニマはユングを芸術家に…なんか誘ってきたんですね。すごい状況です。心理学の研究されてたんだと思うので…そしてそこからの考察もなんか凄いと思いました。その声は…ある日それってナンセンスよ芸術なんかであるもんですか…とかいいそうなのだったと思いました。なんかほんとに芸術の女神みたいな…なんか凄いです。自分なら…そこまで別に聞こえたら芸術の女神とか霊がついたとか思っちゃいそうな…それにその声が何を言うかなんて考えもしない気がするし…ナンセンス!…なんていうのは…なんてどっか芸術的で刺激的な女神なのかと思います。でもユングは心理学の人で…芸術家でそういう声が現れた人って知らないし…逆に…ほんとに芸術家は苦労して無意識やら意識でがんばってるかもしれないとおもったりもします。…なんかユングがまたかっこいいです。心理学やってるのに…そばにこんな素敵な女性がいるなんて…しかも誘惑してくるなんてなんて素敵なことかとおもってしまったです。もう別人格になってでもぐらいの男性(自分?!)にであったのだとおもうぐらいの!思いもかけないお話でドキドキでした なんか愛を感じるお話です。ユングがものすごく時空的いい男性だったんではないかと…ドキドキです。だって…ほんと別になって愛するぐらいの…なんか混乱しつつドキドキです
ユングさんは、アニマの声に気づいてることを特別な能力とか、自分は神がかってるとか、舞い上がってないのもすごいし、さらにアニマからの狡猾な誘惑に気づいて、それにも乗らず、アニマのことを深く見抜いてるのもすごいです。ユングはその声とメチャメチャ話をしたんじゃないかと思います。互いに一歩も引かずにやりとりして、アニマのことをとても深く見抜いてるユングさんは、アニマのことをメチャメチャ肯定してるって思います。私は、自分のアニムスの存在にも、その声にも気づかないままだからです。聞こえてきた「声」を分析して、アニマと名付けて、そのアニマは自分を誘惑してきたり、くるくる変わりやすかったり。。。どれも、ユングさんはすごくアニマを理解しようとしてるのが伝わってきます。
アニマが誘惑してくるとはビックリです。
私の場合は声が聞こえないので
アニマの誘惑に乗ってしまっている
のかもしれないと思いました。
また、アニマやアニムスの声が聞こえたとしても
何も疑わず有頂天になって
そのまま誘惑に乗っているかもしれないと思いました。
ユングさんの中にいるアニマが誘惑してくるのだと思います。・・無意識がアニマを通じて誘惑してくるのだと思います。ユングさんはアニマの声を聞き分けて、用心が出来たのだと思います。けれど普通は、この誘惑には抗えないのだと思いました。
アニマは完全に別人格のように見えます。ユング本人は全くその気がないのにユングの無意識のどこかに芸術家になるという考えがあって、アニマはその無意識の考えを誘惑のように伝えてくるのだと思いました。自分も含むアニマやアニムスの声が聞こえない多くの人たちにとっては、これは誘惑というよりは、なぜだかわからないけどそうした、してしまっていたという状態になるのかもしれないと思いました。ユングのようにアニマを別人格として識別できる人にとってみれば、それは用心して見るべき考えと情動であったのだと思いました。ユングはアニマとの出会いによって、自分の意識で無意識の情報を判別し、それを取り込むか取り込まないかを制御できたのだと思いました。ネットにつながったパソコンで例えれば、それは何の制御もなく無許可で全く知らない間にダウンロードされる情報と、ダウンロードする前に自分で許可を与えるかどうかを選ぶことができる状態との差のようなものなのかもしれないと思いました。バカ丸出しが全部聞こえる状態というのは、いくら自分のPCをマジメな情報で固めようとしていても、次から次へとバカ丸出しの情報が「ダウンロードしますがいいですか?」と聞いてくるような状態なのかもしれないなと想像しました。