映画「ワンネス」 神との遭遇

2013/08/27 7:25 AM

 
 高校二年になると物理が始まりました。
 四月のある日、先生は黒板に物理の方程式を書いていました。
 一瞬、僕の体に電流のようなものが走り、問いがわきました。
「この物理の方程式はルールだ。交通ルールは人間が作ったから存在する。では物理のルールを作った存在は? そして存在はどういうルールで動いているんだ?」
 この問いを持った一瞬で僕の一生が決まったのです。
(続く)


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コメント

  1. えり より:

    人は何を持って神を感じるのかなとふと思いました。わたしが神を感じたのは一度だけで、体験から来るものでした。何かを見て神だなと思ったことがないです。もりけんさんは方程式を見て、神を感じたんだと思いました。人はわたしを含めて見ていながら見ていない人が多いのではないかと思っています。もりけんさんはちゃんと見て問いまで持ったんだと思います。

  2. まりん より:

    高2のある日の物理の方程式を見たときの電流に打たれたような問いは、とても深くて、頭をガツンと打たれるような問いです。同じ方程式を見ても、私は一度も浮かんだことがない問いだからです。方程式というルールを作った存在は?存在はどういうルールで動いているのか?という問いは、とても具体的です。神とは?というとき、漠然とした抽象的な問いをもつことはあっても、方程式という具体的なルールから、神を問うことがすごいと思いました。

  3. こはな より:

    昔の科学者さんは方程式を出して、森田君はその方程式から問いを持った・・その瞬間に、森田君の中にそれを作った存在として、神が誕生したんだと思います。

  4. どせい より:

    何だか、物理法則、すごいです。
    私たち人間も、従っていることは意識できなくても、この法則を超えることができなくて、それは、人間だけでなく、地球にある物体も、宇宙にあるもの・・例えば、太陽系の惑星でも、これに従っていて、これは「ルール」だて思われたと思います。
    「ルール」は、まったく私たちの気がつかないところで決まっていて、宇宙全部の存在が、無意識にそれに従っていたのだと思います。もりけんさんの視点は、すごく「自分」を外側から見ている、視点だと思います。宇宙的な外側から見ていると思います。

  5. なんしぃ より:

    物理のルールを作った存在と、その存在はどういうルールで動いているのかという問いは、物理のルールから大元への問いであると感じました。ルールがあるからにはそのルールを作った存在がいるはずで、その存在自体がどのようなルールで動いているかという問いは、すべての存在を動かしている根源がありその根源のルールを探求することは物理のルールを発見して終わりとかではなく、ルールを存在させている存在への問いは、神を知りたい人の問いであると感じました。神に許してもらいたいとか助けてもらいたいとか苦情や願望や文句とかではないと感じました。そのような神に対して問いを発した人はもりけんさんしかいないと感じ、その問いを共有させていただくことで神に対して期待したり願望を持ったり願ったりすることは会話になっていなかったように感じてきました。問いというのは会話のような感じがしました。神と対等に対話していることに感じました

  6. まるこ より:

    もりけんさんを神と出会わせたのは一つの問いだったのだと思いました。一般的に神や仏は教えの通りに信じたり、すがって願い事をする対象だと思います。でも、もりけんさんはその存在そのものがどんな存在であるのかという問いを持たれたのだと思います。この一瞬の出来事があるまでは、まったくの無神論者でいらしたもりけんさんの人生は、この問いで一変してしまったのだと思います。「存在はどういうルールで動いているんだ?」という問いには、その存在も超法的ではないはずだという考えが含まれていると思います。神と遭遇されたその瞬間から今日までずっと、もりけんさんはこのように神のことを考えられてきたのだと思いました。もりけんさんにとって神との遭遇はすなわちこの根源的な問いとの遭遇だったのだと思います。この問いと神との遭遇が、もりけんさんの長年の時空調査の原点でもあるのだと思いました。

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