歴の話は終わりましたが、歴には現れてこない月に関係するお話を数回します。
ギリシャ神話で月は女の園でした。
つまりレズビアンです。
この絵を見ると、ビーナスとは少し違います。
ひとことで言うと「素」です。
私は新宿二丁目でレズしか入れない店に行ったことがあります。他の店から電話してもらい、全員の許可がないと入れないのですが、私は入れました。
まさに「素」の女性たちでした。
女風呂のように(入ったことはありませんが)、男性を意識していないのです。
キリスト教では同性愛が流行ってきたためにノアの大洪水を起こしたという説が有力です。
ノア一家とペアの動物以外、皆殺しです。
最近起こったフランスのテロよりもひどいです。
もりけんさんの視点はとても鋭くて深いです。素の女性たち。。。私もそうだって思います。ビーナスの私も、素の私もいて、まるごと肯定してるギリシャ神話の世界は美しいです。ずっとあとからやってきて否定どころか皆殺し。。。キリスト教の神はほんとうにひどいです。けれど、そこに気づいてこなかった私も同じです。もりけんさんの視点もギリシャ神話の視点もとても優しくてあたたかいです
月はギリシャ神話ではレズの世界なんだと思いました。月の光は妖しい魅力があるせいだと思います。綺麗な乙女たちがいるのかと思えば、この絵のように女風呂のような世界になるのはわかる気がしました。もりけんさんの洞察がレズの世界を的確に表していると思いました。自分のメガネに適うもののペアの生き物だけであとは皆殺し、レズの世界は在ってはならないはかなりです。一部だけ選ぶより初めからやり直す方がまだマシかもしれません。
同性愛が流行ってきたことは、スープを回避して違う性に生まれ変わった人が続出した可能性も感じられると思いました。今と違う性に生まれ変わって、その性別は自分でも選べないならば、今と性別が違った場合、同性愛になってしまうこともあると感じます。それを流行ったと、洪水を起こして皆殺しにするというのは、この世界や輪廻のしくみ、何も選べない世界を作った神よりも上に行こうとしていることになる感じがして、そのような神よりも上に行こうという人間の意識に、無言でうったえかけて問いかけている絵のような感じがしました
もりけんさんはこの絵と新宿二丁目で入ることができた女の園の女性が素で重なったのだと思います。素の女性・・男性を意識しない女性たち、同性を愛する女性・・キリスト教でのノアの大洪水はこれに怒った神様で、ノア一家とペアの動物以外皆殺し・・やっぱりひどいです。だけどもりけんさんから色んなお話聞かなければ、この神様はひどいとも感じなかったと思います。暦には出てこない月・・またお話聞けるの嬉しいです。
女の園と皆殺し。同性愛の全肯定と全否定。理屈ではない色恋の世界に、神の裁きが入ってきたのがキリスト教の世界なのだと思いました。ギリシャ神話の世界では理屈ではないことを感じるままに感じ表現できたと思います。この絵の素の女性たちもまた生命的だと感じました。