私の著書に登場する有名な言葉です(笑)
山に行って修行したときの話です。
「森田さん、山に行って修行しましょう」
「おおお、いよいよか」
でも行楽地じゃん(爆)
僕は先頭を切って登っていました。
すると導師は言いました。
「森田さん、仙人は山頂に登ってはいけないのです」
「ええー、じゃあ来た意味がないじゃん」
「頭を冷やしなさい」
と言ってススキでペットボトルの水をかけられています。
向こうに行楽客が見えますが、みんな山頂を目指します。
僕たちは途中の休憩ベンチで過ごします。
「導師、修行は?」
「ここでお菓子とかを食べることです」
「おおお、ヤッパリ」
もちろん人妻女子大生も来て、お互いの口をめがけてお菓子の入れっこをしたりしました。
「わー、入ったぁ」
「もぐもぐ、美味しいなぁ」
気持ち的には山頂です(爆)。
それにしても修行をしていた時の僕はめちゃオヤジ顔です(笑)
みんながこぞって山頂を目指している横で、ススキの水かけられているなんて、涼やかで気持ちよさそうです(笑)中腹でベンチに座って、お菓子の入れっこって、本当に子供に返っています。仙人修行はちっとも苦しくないし、目指す場所もないのだと思います。山頂に行ったら人が多くて、座る場所もないと思います。あいている場所でいいって、すごくいいと思います。オヤジ顔も精悍でかっこいいもりけんさんです(笑)
山頂に登ってはいけない。。。ものすごい言葉です。「不思議の科学Ⅲ」「ハンドルを手放せ」に出てきたお話読み返しました。山に登って、山頂にいかなかったことはなかったです。途中で天気が悪くなってあきらめることはあったとしても、山頂を目指そうとするのが私たちだと思います。目的地があればそこまで行き着いてはじめて意味があると思ってしまいます。山頂に登ることを、日常でもずっとやっているかもしれません。途中で休憩してる向こうでは山頂を目指して登っていくたくさんの人たちが見えます。私もきっとその一人だと思いました。途中で休憩してお水をかけてもらったり、お菓子を広げてあ~んとか口に入れあいっこしたり。。。山頂に行く途中がとっても楽しそうです。けれど、山頂しか見えてないと一生気づかない楽しさだと思いました。気持ち的に山頂。。。ウッシッシ状態です(笑)途中で休憩した場所からこのあと下山していくのは山登りの先入観もガラガラ崩れます。山は山頂だけじゃないのに、そう思ってたからです。何だかすごい解放感を感じる写真。。。そしてもりけんさんの表情が何ともいえずいいです(笑)
山に登るのときも、「山頂まで登ってはいけない」っていわれると、「ええー、じゃあ来た意味がないじゃん」って、ワケがわからなくなりそうです(笑)普通、山登りをしに来たら・・・やっぱり、山頂まで登りたくなると思います。山頂まで登らないのであれば、何のために山登りにきたのか、ワケがわからなくなると思います。
でも、森田さんたちの様子は、山頂を目指す人を傍目に、休憩ベンチで、ススキで水をかけてくれたり、お菓子の入れっこをしたりして・・楽しそうです(爆)・・・イケています(笑)山を登りに来たのに、山頂までイカなくて、途中でこうやってすごして、それで降りたのだと思います。山登りという概念すら崩れてきそうですが・・・これはこれで楽しそうです(笑)
世の中の多くは山頂を目指せかもしれないと感じました。山頂にこそ答えがあり、山頂にこそ進歩や進化があり、頂点に立つことは偉いことだと思って生きていると感じます。でも仙人の修行は山頂に登るななんだと思いました。登山に意味がない、目的や理由がないところが素晴らしいと感じました
行楽地で仙人修行が行われていることがとてもすごいと感じました。ススキで水をペシペシ・・目の前にはお菓子・・そしてそれをお口にほおりこんでキャピキャピする・・すごくすごく楽しそうだけれど、きっと周りでこの修行は行われていなくて、時代とか、関係ない感じがして、導師さんも、修行しているもりけんさんもとてもすごいと感じました。