昨日、スタジオで映画「ワンネス」のバージョンアップが行われました。
年末に書いた35か所にも及ぶ修正点をひとつひとつ仕上げます。
昨日は7か所ほどをやりました。
僕の書いた指示書に対して音響スタッフは言いました。
「これが全部実行されると、すごいことになる」
(笑)
はい、でも、昨日やったところだけでもすごいです。
12月19日のプレミアム上映会版では、ラストシーンで智也はアニマの声で気づきます。
しかし僕の経験からすれば、そうじゃない。
無意識からの通信は、それより早く来る。
映画では2秒にしました。
意識よりも2秒前に智也は気づくのです。
これを逃すと、サインも逃します。
映像はまったく変えないで、背景音楽だけでこれを表現できそうです。
ワンネスのバージョンアップはすごいと思いました。12月に見たプレミアム上映の時よりもっと、監督の経験が表現されているのだと思います。無意識からの通信を、映像は変えることなく背景音楽で表現されて、智也はそれに気づいた後、アニマの声を聞くのだと思います。監督が経験した時は、こういう状態だったのだと思います。監督の指示によるバージョンアップがすごいと思いました。指示を現実化する音響スタッフさんも感じられているのだと思いました。
指示書を絶賛されたスタッフさんたちの言葉が素晴らしいです。ワンネスの修正点35箇所への熱い思いが伝わってきます。ラストシーンで、サインよりも早く無意識からの通信に気づくのは、森田君の体験そのものを再現してるシーンになるのがすごいです。無意識は意識よりも0.5秒早いという情報を知ったけれど、意識で声に気づく前に、無意識からの通信に前もって気づく智也のシーン、素晴らしいです。アニマ(アニムス)の声を聞いたこと無いけれど、その声が聞こえる前に無意識は通信してきてくれてるだと思います。無意識からの通信とサインは同時だと思ってたけれど、そうじゃないです。そのことをラストシーンでの智也を通して感じられるんだと思います。そのことを事前にこうして知らなかったら、映画でも気づけなかったんじゃないかと思います。
スタジオの興奮がリアルに伝わってきて感動しました。音響スタッフさんも監督が持たれているリメイクの最終イメージをバッチリ共有されているのだと思いました。監督のご経験からアニマの声より先に無意識からの信号が来るんだと思います。意識よりも先に気づく。無意識優位の状態でないとサインをキャッチすることができない。これが時空のルールなんだと思います。そのルールどおりの智也の動きが映像を変えることなく、背景音楽で表現されるというのがまたとても興味深いです。背景音楽という外側を変化させることで、智也が無意識にチューニングしていることが表現される。それは智也の意識が外側にオープンになっているということを表しているとも言えるのだと思います。「ワンネス」は、監督のご経験とこれまでの時空調査によって得られた宇宙のルールが、さらに細部に渡って再現されるようにリメイクが進んでいるのだと思います。ほんとうにすごい作業が進行中なんだと思いました。
無意識の性質を共有させていただき、改めて無意識の素晴らしさや、意識の味方であり続けている姿を感じました。今まで無意識のことをこれほど大切にしている人も映画もなかったと感じました。無意識は意識を自由にしようとしている感じがしました。サインが来る2秒も前に、無意識が通信をしてくるということを背景音楽だけで表現された映画を見ることで、無意識に対する今までの考えかたや、イメージが変化するように思いました
修正点35か所のうち、7か所の修正しただけでも、すごく良くなったワンネスなんだと思います。音響さんの言葉からも、その修正点が素晴らしいことを感じます。
背景音楽で無意識からの通信が、サインよりも早く来ることを表現できたというのがすごいです。これが監督の経験に基づいているのだと思います。
無意識からの通信はサインがくるよりもさらに前に来ているのだなと思いました。それを逃すとサインにも気がつけないのだと思いました。意識は無意識より遅れてくるということですが、サインより前に無意識からの通信に気づいているもりけんさんの経験はとてもすごいと思いました。映画でそれを表現しようとされているのがまたまたすごいです。映画を観る私たちの意識で、無意識と意識の連携のシステムを共有出来るということは、とんでもなく嬉しく素晴らしいことだなと思いました。