映画「ワンネス」 意識と無意識 3

2013/03/02 7:34 AM

20130301110820IMG知っていると知らないが分離 
 この図はカルフォルニア工科大学教授下條信輔博士が書いた『サブリミナル・インパクト(ちくま書房)』に載っていました。
 けれどこの図は、間違っているのです。
 
 すでに知っている知識の範囲が楕円で表現されています。
 この外側は、外部に存在する事実で、まだこの個人にはまったく接したことのない事実・情報群を指します。
 下條博士は書いています。
 
「これは単純な上にごく常識的なモデルで、これ自体が誤っていると言われてもピンとこないでしょうが、私はそう言ってみたいのです」
 
 下條博士は続けます。
 
「このモデルが問題なのは、まず第1に、知っているものは内側、知らないものは外側とあらかじめはっきり固定的に規定されている点です」
 
 彼に言わせれば、知っていることと知らないことをハッキリ分けることに問題があるというのです。
 
 何かの大発見をするとき、それをまったく知らないとすれば、それをどうして知ることができるのだろうと・・。
 そして大発見が伝わったとき、みんなが「そうだった」と膝を打つ現象が起こるのだそうです。それをこの図は説明出来ていないのです。
 
 私たちには「知らずに知っている」ということが多いはずなのです。
 私の研究によれば、前世記憶もそのひとつです。
 自分の脳では絶対に経験していないことを「思い出す」からです。
 
 意識と無意識と集合無意識・・これが分断されていると、新しい気づきが少なくなるのです。
 映画「ワンネス」ではこれをテーマとして扱います。
 特に意識と無意識の融合が大切なのです。
 融合すると運も良くなってきます。
 
 映画の中でも決定的シーンとして使います。
 
「私を忘れないで」というアニマ(無意識)からの声が届きます。


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コメント

  1. keiko より:

    この図は下条博士が自分で描かれたものだけど、でも自分でこの図は正確には表現されてないことを書かれているのだと思いました。でも、便宜上、この図を描かれていて、文章ではもっと、微妙なことを書かれているのだと思います。
     
    意識と無意識と集合無意識も一応別れているけれども、融合させることが、運命変更のキーでもあって、それは、「ワンネス」の大きなテーマなのだと思います。

  2. みっく より:

    意識と無意識の融合は、新しい気付きが起きたり、大発見がおきたりするだけでなく、運がよくなるのだと思います。意識が自分のモノであるとするなら、無意識も自分のモノのはずだと思います。意識はしてなくても無意識にはずいぶん影響されていると思うから。。でも、普段無意識を無視してしまってるところがあります。だから無意識という名前が着いたのだと思うけど、でもそれをあえて意識しようとする、意識と無意識を融合する・・というのは、無意識と繋がることだと思います。無意識と繋がるのは自分の一部を大事にすることにも思います。意識だけが自分と思ってたところがあるなと思います。知ってる、知らない・・もはっきり分けてるのは意識だと思います。意識を基準にすれば、線引きができるけど、無意識を基準にすれば、「知らないけど知ってる」という範囲のものがたくさん存在するんだと思います。

  3. まんじゅう より:

    意識と、無意識と、集合無意識…を、繰り返し、反芻してます。一度見たことは、忘れない無意識、すごい情報量を持って、と思いました。集合無意識とつながる・・無意識が繋がりだす・・に、私が体験していない情報も、送信・受信が行われるて、かな…すごーい。。です。

  4. なんしぃ より:

    知っていることと知らないことがはっきり別れている世界は1か0の世界を感じます、知らずに知っているには1でもあり0でもある世界を感じました。意識と無意識と集合無意識が繋がっているときに大発見がおこりうるのだと感じました。無意識が意識と集合無意識を繋げているメッセンジャーのような感じがしました。アニマやアニムスは集合無意識からの情報を意識に知らせてくれている感じがしました。映画ワンネスには無意識の声が決定的シーンで届くのだと感じて運命が好転して変わるのも意識と無意識との融合が大切であり、1でもあり0でもある世界を感じました。

  5. moka より:

    今まであまり無意識というのを考えてこなかったというか、なんとかしたいという感じで、チグハグだったのかなと思います。ズレるかもしれませんが・・・毎朝フジテレビを見て、「じゃんけん」をしています。6時45分ごろと7時58分ごろ・・・ポイントがたまるのですが、その時に画面に何が出てくるのか・・・と思いながら、頭に浮かんだグー・チョキ・パーで判断します。ところが、時々意識が邪魔をするというか、「今のは、画面に出てく物で、勝つためには違うんじゃない?」とか、なかなか難しいです・・・これが、バッチリ当たって勝てるようになったら、無意識と少し繋がれた感じなのかなと思いながらやってます(笑)無意識からの声・・・聞いてみたいと思います・・でも聞こえてるのに無視しているのかもしれない・・と思いました。

  6. 和佳 より:

    映画では…これがテーマになるんですね。なんかもうとにかく…うわーーーーーっ!うわーーーーーっ!てなってます意識と無意識と集合意識と…すごすぎです。ワンネスってスゴイ テーマなんんだなとおもうし…とにかく森田さんの研究…すごいです(>_<)うわー!からなんかもうキャーキャーなってます。「知らずに知っている」にみんなが「そうだった」…なんかすごすぎです。そして博士の研究もすごすぎです!!!

  7. テクノン より:

    いま、読んで、あの世のスープが前世の記憶を消すのが、意識にのぼってくることだけだったのかと、気がつきました。
    スープを飲んでも、無意識にもある記憶データそのものを抹消するわけではないんだと。

    しかし、だと、すると、死んでも意識と無意識の構造は変わらないんだとも言えます。
    たしかに、あの世では、歩くことができると、ありました。
    歩く行為は、ほとんどが無意識の動作です。前に進み歩きたいと意識したとしても、足の振り方や手でバランスとったりする部分は、完全に無意識の動作です。それが、死んでも存在します。

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