映画「生まれ変わりの村」・・旅立った側にもすごいドラマが待っている

2014/10/30 8:00 AM

  
 映画の最初が誰かの死ぬシーンなら、普通は残された者のドラマです。
 死にゆく母に「お母さん」と追いすがって泣く子供なら、その子の半生です。
 しかし今回の映画は、お母さんの視点です。
 自分はあの世に行ってしまい、子供の世話もできない。
 そして男に生まれ変わってしまう。
 子供を探して次々に孤児院を訪ねる彼・・。
 旅立った側にもすごいドラマが待っているのです。


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コメント

  1. 浅葱色の苔 より:

    「今は未だ死ねない」「死んでも死に切れない」という言葉がありますが、死んだ後は何も出来ないとの思いから出てくる言葉と感じています。それなのに、死んでからでも出来ることがあるということに驚きます。同時に遣り残しがあってもいいんだとも思い、なんとなく楽になったような気がしています。

  2. まりん より:

    旅だった側の視点。。。死んでしまった側の視点には目がいってなかったです。死んだ後からのドラマは、残された側のドラマと同じくらい、いえそれ以上かもしれません。死んでしまった側は、子どもたちのその後に思いをはせることができても、子どもたちは母親の喪失感しかないと思うからです。亡くなった母親はあの世でも生まれ変わっても自分たちのことでいっぱいな思い。。。そんな旅だった側の視点に気付けるだけで、生死をこえたつながりに胸があつくなります。

  3. なんしぃ より:

    スープがなぜ存在していたのかとても考えさせられると感じました。スープのことは情報だと感じています。スープを悪いものだとか、よくないものだとか言っていない感じがして、もっとスープのことを受け入れたりする気がしました。否定している限り、スープは出てくる気がしました。男性になっても母性を持ち続けているということ、本人にしかわからない体験をしていくような気がしました

  4. こはな より:

    死ぬシーンのあとも、死んでしまったお母さんの視点、物語なのだと思います。旅立ったお母さんが、子どもを思っている、心配している・・・男性に生まれ変わっても、子どもを探している・・・死んだあともお母さんのままだったのだと思います。

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