映画撮影のイチコマです。
みんなは真剣にやっているのに、監督の私だけが笑っています(笑)。
こうして撮影中、私だけが高笑いしている時が多かったです。
でも、それがこの映画を良くしていると思いました。
このシーンはシリアスな場面でした。
でも出来上がった画像をみれば、ちっともシリアスではないどころか、笑いすら取っています(笑)。
完璧にシリアスだけの場面というのは、この映画にはありません。
なぜならワンネスだからです。
何かを否定すれば、逆にそれを引き寄せてしまいます。
この映画には多くの要素があります。
恋愛の要素、SFの要素、時代劇の要素、人間の内面の要素、そしてサブカルチャーの要素です。
ひとつの要素を否定すれば、マイナスなエネルギーとなって降りかかってくるのが引き寄せの法則です。
ところで笑いのエネルギーは最も高いと思います。
笑いのエネルギーはあらゆるものに優先します。
天照大神が岩戸に隠れてしまったとき、世界は暗黒になりました。
でも日本の神々はパニックになるどころか、外で大笑いを始めました。
自分も笑いたくなった天照大神が岩戸の中から外をのぞきました。
笑いが日本を救った瞬間です。
私の祖母は「人は鏡だよ、自分が笑えば向こうも笑う」と言いました。
祖母が言った最大の名言です(笑)
監督が不安になれば、俳優の演技もショボくなると思います。
監督が笑えば俳優は全開で演技すると思います。
「ワンネス・キャラ入りオフライン初版」を見ていると、そんな風にも感じました。
シリアスな場面で監督が全開で笑っています(笑)これまでのリアルさを追求する映画だったらあり得ないことなのかもしれないと思いました。いかにシリアスさを出すかということに集中して、監督が率先してシリアスな雰囲気をかもし出しそうです。でも「ワンネス」にはそれはないのだと思いました。「なぜならワンネスだからです」と言う言葉に、すごく納得します。大事なのは全体との繋がりなのだと思いました。否定のエネルギーは繋がりを閉じるのだと思います。笑いのエネルギーは繋がりをもっとも広げるのだと思いました。監督の全開の笑いが俳優さんやスタッフさんの全体との繋がりを広げて、全開の演技を引き出していたのだと感じました。
楽しいカンジなんですね!スーツもキマッてます(^▽^)…こちらも楽しみにしています!