映画「ワンネス」 主題歌 1

2013/02/15 6:53 AM

前意識に漂う私朝のまどろみ 君に口づける
本当はキスしたことないけれど きっとうまくいく
イメージすれば きっと叶う
ねえ、僕が笑えば 君も笑う
ねえ、君が笑えば みんなが笑う
ひとりじゃない 世界は繋がっている
当たり前の生活に 意味はないと思ってた
自分だけを見てたから
感度のボリュームを いっぱいに上げよう
耳を澄ませば 聞こえてくる
世界はサインで いっぱいだった
受け取ったとき 僕は変わる
わすれないで ワンネス
片思いでも 世界と繋がる
思い出して ワンネス
 
 以上は映画「ワンネス」の主題歌の一番です。
 二番と三番がありますが、別の機会に紹介します。
 私が作詞しました。
 
 生まれて初めて作詞というものに挑戦しました。
 どうやって作詞したかというと、まずは紙と筆記用具を用意し、携帯します。そして書きかけの脚本をザッと読み、近所をブラブラします(笑)。
 言葉が浮かぶと、書き留めます。
 
 アットランダムに浮かんだ言葉を、次々に書き留めます。
 
 今度は机に向かって、書き留めた言葉をジッと眺めます。
 組み立てる作業に入るのです。
 
 なぜこんなことをやったかというと、無意識からの通信を重要視したからです。
 
 数日前の書き込みで、「前意識」について述べたことがありました。
 前意識とは意識と無意識の中間に当たるものです。
 
 映画「ワンネス」のテーマのひとつは、意識と無意識の融合です。
 主題歌を作る過程にも、それを入れたかったのです。
 画像は、前意識に漂う私です(笑)。
 
 そうした結果、私はどう感じたでしょうか・・。
 私は本を何冊も書いてきましたが、その大半は意識で書いたものです。
 文字を書くのは左脳の仕事であり、左脳は意識が支配していると思います。
 
 ところが今回の作詞は右脳が使われたのではないかと思われます。
 
 左脳と右脳がどう違うでしょうか?
 
 左脳は空間系で右脳は時間系のような気がしました。
 なぜかと言うと、歌詞というのは、歌われて初めて命を得るような気がするからです。
 だって歌うという行為は時間系ですよね。
 
 ところで映画「ワンネス」には原作があります。
 私が書いた「神のなせる技なり」という小説です。
 これを脚本家するのは、空間系を時間系に変換する作業だと思いました。
 
つづく


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コメント

  1. keiko より:

    今回の作詞は今までの本を書くという執筆活動とはちょっと違っていたのだなと思います。今までは、本は大半は意識で書いていて、今回の作詞は無意識からの通信を重要視して作ったのだと思います。とても、ステキな詩だなと思います。

  2. なんしぃ より:

    主題歌を作る過程にもワンネスのテーマのひとつである意識と無意識の融合が入っているころがいいなと感じました。前意識というものが意識でもあり無意識でもあるような感じがして、空間系と時間系の融合したところに私というものが存在している感じがしました。空間と時間の両方に存在している感じは、私はいつでもどこにでも存在し続けているような感じがしました。空間系を時間系に変換できるところが、空間と時間が何か本質的には同じ性質を持っているから繋がっているから変換できるような感じもしました。

  3. まりん より:

    ワンネスの歌詞の1番、とってもすてきです。そんな歌詞が作られる様子そのものが歌詞のフレーズで歌われてるみたいで。。。そんなイメージが描かれたイラスト、見てるだけで胸がほんわかなります。空間系から時間系への変換というフレーズがとてもキました。歌は歌われて初めて命を得るように、シナリオも時間系の中で命が吹き込まれていくような感じがしました。

  4. 和佳 より:

    FBからきました。おー…日頃のお仕事では左脳をつかわれていて…右脳がつかわれたのですね。この…歌詞が歌われて始めて命を得るのではないか…と書かれてるとこがとても興味深いです。今の歌詞は…生まれる前の状態とも思えます。脚本化のお話もすごくきょうみぶかくて…それは時間系に変換する作業だと感じられてるのだなとおもいます。作家さんが作品を 自ら脚本に落としてくというのってあまりないことだとおもうので…とても興味深く拝見しました。歌われて初めて命を得る…というのがとてもこころにのこりました。次元のお話も思い出されます

  5. こはな より:

    前意識に漂うもりけんさん、全身が黄色でいろんな色の渦巻きのところにいるんだなと思いました(^_^)
    右脳と左脳、ふたつの共同作業で、できた歌詞は、無意識と意識が融合したもので・・前意識がふたつをつなげているのだなと思います。
    歌うことで時間系になるのだなと思います。
    小説が脚本になることも、空間系が時間系になっているのだなと思います。・・行為のなかに、系が変わったりする変化が潜んでいるのだなと思いました。考えたことのなかったことで、すごいなと思いました☆

  6. みっく より:

    ワンネスの1番の歌詞、とっても素敵です。ここには映画のテーマも含まれているのだと思います。
    左脳と右脳の違いのお話が、思いがけなくて興味深いです。もりけんさんは歌詞を作る作業をされて、左脳は空間系、右脳は時間系・・と思われたんだと思います。歌はうたわれて初めて命を得る・・という言葉がほんとにそうだなと思いました。歌うためには時間を使わないといけなくて(同じ音を同時に出しても歌にならないから)音の変化が時間の経過でつながって歌になる・・と考えると、とても動きがあると思いました。歌が命を得ると、歌が動き始めるみたいです。
    ワンネスの原作を脚本にするというのは、読むための文章から見るための文章に変えるみたいに思います。映画は動いてるものを見ると思います。それが時間系への変換なのかなと考えました。

  7. moka より:

    歌うという行為は時関系・・・文字だとパッと全部目に飛び込んでくるけど、歌は時間が経過しないと、わからない・・・だから、時間系なのかなと思いました。映画も時間が流れるとともにストーリーも流れてて・・・だから時間系になるのかなと思いました。

  8. kei より:

    心にグッとくる作詞です。どこか私が消えて無くなりそうな予感があります。神の意志を体現していると思いました。情報をキャッチして選んでいるのは、もりけんさんです。神ともりけんさんのコラボだなと思いました。

  9. yk より:

    無意識と通信する作業と、意識によってそれらを組み立てる作業という両方の作業があってはじめて成り立つ仕事だったのかなと思います。
    前意識を制作段階から自ら取り込んでの作業だったのだと思います。
    前意識を漂う画像の柔らかさと浮遊した感じがとても素敵です。

  10. 如是 より:

    映画「ワンネス」の監督として、脚本も主題歌も映画に命が吹き込まれるまでの肝心要の部分をすべて、時空(神)は森田さんの存在に委ねていることを感じます。森田さんの手によって、無意識(時空)と意識(個々・生命体)が融合される人類初の蘇生(科学的再生)映画が作られていることに、心臓が高鳴ります。

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