映画「生まれ変わりの村」・・今のお正月は残念ながら、人間の権力によって作られたもの

2015/01/03 8:34 AM

 アウグストス682px-Statue-Augustus_white_background 
 グレゴリー歴は古代ローマにまでさかのぼります。
 もともと大の月(31日の月)と小の月(30日の月)で綺麗に並んでいたのですが、初代ローマ皇帝のアウグストゥスは自分の誕生月が小の月だというのが気に入らず、大の月に変えてしまいます。
 このしわ寄せが2月きにて、2月がとても小さい月(短い月)になったのです。
 しかも彼は自分の名前を月の呼び名に残したくて、8月をアウゲストと呼ばれるようにしたのです。
 それを世界的な歴にしようと言い出したのがローマ法王なのです。
 自然の流れから大きく逸脱していると言っても過言ではありません。
 それに対して東洋は月の満ち欠け、地球の公転の時間などから歴を作っていました。
 今のお正月は残念ながら、人間の権力によって作られたものなのです。
 しかしアウグストゥスはちょっとイケメン?(笑)


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コメント

  1. まりん より:

    小の月は嫌で大がいいと思って、大の月に変えちゃったのだと思います。小より大がいいという感覚は古代ローマから現代も変わらない感覚なのかもしれないと思いました。私もアウグストゥスと同じで、月の満ち欠けや地球の公転を意識したことないです。暦もどうやって生まれてきてるか考えるより、利用するだけです。八月がアウグストゥスの名前からきてることも初めて知りました。人間の権力によって生まれた暦、今のお正月は、そんな自分そのものかもしれないと思いました。暦は毎日毎日使わせてもらってるけれど、問われて初めて人間の権力の象徴だということに気づかされます。指さすアウグストゥスの像はイメージぴったりな感じです。

  2. 小町 より:

    人間が作り出す歴史に暦で永遠に名前が残るは最大の功績になるんだと思います。ローマ法王が初代ローマ皇帝のアウグストゥスをいかにも皇帝だと知らしめていたと思います。このくらいはかまわないみたいに決めて、今に至るのは知らなかったです。自然も人間で作りかられると思うのはかけ離れていくのだと思います。二月で調整してしまったと思います。ローマ法王がとても大変なのがすごくよくわかってきました。

  3. なんしぃ より:

    子供の頃、人に指をさしては失礼にあたると親から伝えられてきました。日本人でこのポーズをする人は昔はいなかったのではないかと感じました。西洋は何か攻撃的な感じがしました。権力というものを銅像からも感じました。でも、もしかしたら権力があっても人間に自由はないのかもしれないと感じました。権力を行使すればするほど、神の世界からは離れていくような感じがしました

  4. こはな より:

    お正月というと日本という感じがしていました。けれどその起源はローマ時代の皇帝のわがままとローマ法王の決定にあったのだと思います。東洋の暦は自然の流れを表現されたものなのだと思いました。

  5. まるこ より:

    いまの暦は一人の人間のわがままから出来たものなのだと思いました。なんか私たちはとんでもないものに合わせて生きてきているんだと思います。周りの環境のリズムに合わせて生きようとする東洋の暦には何か温かいものを感じます。

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