映画「ワンネス」 サブリミナル効果

2013/05/27 7:54 AM

 
 カメラ目線よりも規制が厳しいのは、サブリミナル効果です。
 サブリミナル効果とは何か?
映画の中にヒトコマだけ砂漠の写真を入れると、見ている観客はのどが渇いてくるのです。映画が終わったあとコーラの売れ行きが伸びるそうです。
 不思議なのは、砂漠の映像がマトモに流れたときは、のどは渇いてきません。
 人は意識に登らないようなハイスピードの情報に対して反応してしまうのです。
 ですからテレビ放送や映画では倫理規定で禁止されています。
 
 カクテルパーティ効果はその情報が直接意識に登りました。
 でもサブリミナル効果は変形した形で作用するのです。
(この一連の書き込みは結論を急ぎません。あしからず)


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コメント

  1. 桃有 より:

    映画を観た人全員が、砂漠≒のどが渇く、というふうに思っているとは限らないと思いました。また、映画を観ている人の中には砂漠に行ったことがない人もいるのではないかと思いました。そういう人も、意識に上らない砂漠をみて、のどが渇いてくるのかもしれないのだと思いました。サブミナル効果は砂漠そのものが意識に上ってくるのではなく、のどが渇くということが起きてくるというのが面白いと思いました。

  2. どせい より:

    同じ映像でも、一瞬だけ映った映像に反応して、マトモに流れたときには喉は渇いてこないのだと思います。本当に不思議です。マトモに映って意識で認識できると、この映像が「単なる映像」であると認識することができるのだと思います。
    逆に、「無意識」というのは、「砂漠の映像」と、「実際の砂漠」とを区別することができないのではないかと思います。

  3. みっく より:

    マトモに流れるよりも、一瞬写る方がその影響力は強いみたいに思います。人間は、頭で理解してそうしよう・・・と思うには時間がかかるけど、無意識がキャッチしてしまえば、理屈ナシでその行動をとるみたいに思いました。一瞬の映像でそうなるというのがとても不思議な感じがします。無意識の感度のよさと、人間への影響力の大きさを思います。

  4. まるこ より:

    まさしく無意識のうちに変形した形で作用するのがサブリミナル効果なのだと思いました。情報が意識に上らないので、意識だけを信頼して生きていると全く理解できない作用になってしまいそうです。快と危機が制御のキーという話がカクテルパーティー効果でありました。あまりにもハイスピードで唐突な情報は無意識の危機フィルターにひっかかり、私たちの意識は訳がわからないまま、その情報に影響されてしまうのかもしれないと思いました。

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