映画「ワンネス」 年上のおとなの女(いい響きです(笑))

2013/11/05 8:19 AM

 
「ユングの心理学」という本からの抜粋の続きです。
『母から別れて自立していく過程で、アニマのイメージは、まず年上のおとなの女に変貌する。しかしそれは母ではなく、他人としての女である』
 男子にとってこの一歩は大きいと思います。
 将来マザコンになるか、ならないかの境です。
『愛の教科書』によれば、ここから母の本当の愛が始まると書いてあります。
 エデンの園を出て行くことは、母(自分)から遠ざかることですが、それを喜ばなければならない…と。
 でも多くの母親はそうやっていると思います。
 そして男子にとってみれば、性対象の始まりだと思います。
 これはたぶん小学校高学年から中学一年くらいだと思いますが、クラスメイトの女子を性対象には見ないと思います。
 実を言えば…僕の場合は女教師でした(爆)。
 中一のときの美術の先生には参りました。
 土曜日に個人レッスンを受けたりしたのですが、オオカミに変貌する森田君をしばしば妄想しました。
「ガオー」
「森田君、い・・イケナイわ」
「オラ、知ってんだよ。女がそういう時の本心を…ひひひ」
「きゃーーー!!」
あるいは
「森田君♪♪」
 森田君のイケナイ妄想はいまだに続いているようです(爆)


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コメント

  1. まるこ より:

    美術の先生との土曜日の個人レッスン・・・こちらもめちゃいい響きです(笑)思春期が始まりアニマがおとなの女に変貌し母から遠ざかることは、男子が一人の独立した個になれるかなれないかくらいに重要なことなのだと思いました。アニマが同年代の女子に変貌するのではなくて、年上のおとなの女に変貌するのがとても面白いと思います。ユング心理学の見地から見ると森田君のイケナイ妄想はとても健全なのだと思います(笑)それまでエデンの園に限られていた心的宇宙が、他の性的対象との妄想が始まることによって無限の広がりを持つようになるのだと思います。ここを周囲、特に母親に喜んでもらえるか喜んでもらえないかは、めちゃくちゃ大きいと思いました。生涯にわたって自分の外側とどのように繋がるかがここで決まると言っても良いくらいなのではないかと思いました。年上のおとなの女に変貌するアニマとの出会いはすべての男子にとって、とても大きい一歩なのだと思います。

  2. こはな より:

    森田君の第一歩は中一の時の美術の先生だったという告白に興奮し、感動しました。このアニマに変貌することは、性の対象の始まり、母離れの始まりでもあるのだと思います。お母さんがここで喜んでくれることは、お互いに個同士として愛し合う事の始まりなのかもしれないと思いました。男性の中では、森田君の中では美術の先生の前でオオカミに変貌する森田君が現れてもいたのだと思います。自分もアニマも同時に変貌しているのだと思いました。何かとてもすごいです。

  3. まりん より:

    森田君の体験談の妄想がメチャメチャすてきです☆イケナイ妄想は、アニマの仕業ですね。めっちゃステキなアニマです。そんなアニマのような存在が外側で美術の女性教師として森田君の前に現れて、さらに個人レッスンまで。。。たまらないです(笑)
    アニマが母親像から年上のおとなの女に変わっていくのは、男子にとって、一体感からより分離へと向かっていく変化なのかもしれないと思いました。それは性をすごく感じる変化だと思うからです。男子にとって、ものすごく大きな一歩は、母親からの分離であり自立。。。母親だって我が子との分離は寂しさを感じるかもしれないけれど、愛の教科書によると、ここから母の本当の愛がはじまるんですね。母子ともに、とっても大事な変化だなって思いました。

  4. どせい より:

    アニマのイメージは、最初、母親でしたが、次は、「おとなの女」が来るのですね(笑)「おとなの女」・・すごい、ドキドキする響きです。。この言葉は・・・性的な妄想を彷彿させると思います(笑)男子にとっては、母親から離れるためには「他人の大人の女」が必要なのだと思います。ずれるかもしれませんが、例えば自分の娘とか妹とか「身内の女」には、男子であっても、基本的にドキドキしないのではないかと思います。「他人」だからこそ、ドキドキすると思います(笑)アダムとイブも、知恵の身を食べてお互いに恥ずかしさを感じたと思います。個を感じて、自立していくときには、性的な目覚めもあるのかもしれないです。

  5. koil より:

    中学時代からだいぶ年月が立ちましたが
    今でも大人っぽい女性は大好きです。
    中学校の頃
    年上のおとなの女性は憧れのまとでした。
    男子にとってはアニマのイメージが
    母親から年上のおとなの女性に変わることは
    大きな一歩なのだと思いました。
    母親は息子が他の女性に憧れるのを
    寂しい気持ちと嬉しい気持ちで
    見守っているのかなと思いました。

  6. 小町 より:

    アニマが突如、変わってしまうと思いました。年上のおとなの女で、誘惑されるんだと思います(笑)母親じゃないオンナに心を奪われて、妄想がバリバリになるって、なんだか楽しそうです。イケナイ妄想は私も今でもしていますが、森田君はこのころに美術の先生に年上のおとなの女を感じたんだと思います。実際に先生と目が合うとすごくドキドキだったと思います(笑)

  7. みっく より:

    男子が母から離れるときに求めるのは、まず自分より年上のおとなの女性なのだと思いました。やはり母の影響が大きいのだと思います。同じ年の女子では、見た目も中身も母とは違いすぎるのかもと思います。森田君も最初に意識した女性は美術の先生だったのだと思います。素敵な大人の女性を前にして妄想を膨らませていた森田君だったんだと思います。

  8. 桃有 より:

    母からわかれて自立していく過程でのアニマは、第一歩は年上のオンナなのだと思います。母親は年上の女性で、自立していく過程でアニマが自分と同じ年齢に降りてきたりはしないのだなと思いました。母親を性対象には見られないので、分離していくとき他人のオンナになるとそれは年上の女性になるのだなと思いました。

  9. 和佳 より:

    うーんすごいです最初は年上の大人の女性が…大人の女性の上にというか…あらわれるのですね!森田さんの場合は…女性教員の方だったのですね。なんというかエデンで暮らしてた少年が誘われて狼にへんしんするところを考えて…なんてスゴイんだろっておもいました。狼はもちろん比喩だとおもうけど…それがまるでゼウスの変身みたいにイケてる気がします。としのころなら高学年から中1なのですね。男性にとってマザコンかそうでないかの堺…やっぱ大きいです。そして…ともすれば甘えたいな〜ってなるところを…アニマ…大変です。それがガオ〜!にかわるのって、なんかほんとエデンを変えずに変身、変化してくみたいな…凄さがあるっておもいました。アニマの技すごいです

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