お金が出る超能力の話の続きです。
11時ころ行ったら彼は呪文を唱え、ちょっと間をおいて言いました。
「きょうは、ひつじの刻に出るって」
ひつじの刻は午後一時です。
それまでお昼を食べることになりました。
場所は四川省の田舎です。
行くだけで二日もかかりました。
小さな村で、警察は所長さんひとりしかいません。
その警察署長がこの村だけに通用する法律を作りました。
「鍋料理屋は一軒しか作ってはならない」
所長はすでに鍋料理屋をやっていたので誰も作れません(爆)
僕たちは繁盛している料理屋で四川鍋を食べました。
そのあと家に戻ってもまだ時間がありました。
けれど彼は方言が強くてトラさんの標準語はよく通じません。
でも私の中国語がよく通じました(笑)
彼は言いました。
「日本から来たのか?」
「はい」
「甥っ子が日本に留学しているんだ」
「えっ、日本のどこに?」
「新宿とか言っていた」
「うちの近くです」
「そうかそうか」
と言って彼は写真を出してきました。
「この子だ、知っているか?」
「知らないですよ、この村みたく小さくないですから」
「はははは」
僕の中国語は四川なまりのようです(爆)
ひつじの刻にいよいよ始まったのですが、時刻を使うということは単なる超能力でもなさそうです。
洗面器とお金です。
石も見えます(笑)
法律があれば、そうするしかないように、時間にもその時刻でないと出ないということなんだと思い、超能力者でありながら、時間に合わせて、その間食事をしたのだと思いました。時間というものは人間の力、人間の意識、人間が主体的にどうにかできるものごとではないと感じ、それは超能力者であってもというところに、すべてにおいて平等のルールを感じてきました
時刻を何かに聞いているみたいです。時刻の中からお金と石が出てきて・・取り出したみたいな感じです。そして待っている間の所長の鍋料理屋でのごはんと、家に行ってからの会話が楽しいです。写真も素敵です。ほんとに未知の事がいっぱいだと思います。
超能力者というよりお金を出す陰陽師のようだと思いました。四川料理って辛いというイメージがあるんですが、なんか上半身裸の能力者さんとマッチして洗面器に入っている石が大きな鳥の脚に見えました(笑)おお、さすが四川鍋・・と思ったら違いました(笑)日本からの訪問者になんか嬉しそうな超能力者さんです。お二人ともとてもいい表情をされていて素敵なツーショットです。
ほのぼのした日常会話とリラックスした笑顔。。。そんな現場では洗面器いっぱいのお札と石が。。。めちゃくちゃすごい現象です。でも能力者さんは能力だけではなく呪文とか時間を使っていて、見えない向こうからの情報に自分たちの都合を合わせてるみたいだと思いました。